会長ご挨拶
九州アクセスライブフォーラム研究会 代表世話⼈
熊本透析アクセス研究所 所長 宮⽥ 昭
謹啓 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、九州アクセスライブフォーラム研究会(KALF)に格別のご⽀援を賜り、深く感謝申し上げます。このKALFは協賛各社の皆様のご協力により、昨年11回KALFからトラック競技の2周目に入りました。この10年余りの間に、当初悩まされた通信環境は安定し、多くの手術動画やライブ映像が配信され、透析アクセス治療に関する活発なディスカッションができる環境が整い、本フォーラムの役割は九州・沖縄各地で広く認知されています。
さて、第12回KALFを迎える本年は様々な「2024年問題」が話題となっています。その根本は日本の65歳以上の人口増加による高齢化率の上昇にあります。令和24年以降は65歳以上人口が減少に転じても高齢化率は上昇を続け、令和47年には約2.6人に1人が65歳以上の者となる社会が到来すると推計されています。当然のことながら、透析患者の高齢化、維持透析期間の長期化は避けられません。その結果として、どのように高齢あるいは超高齢透析患者の透析アクセスに対応するのか、治療手技はどうあるべきか、そして患者さんをいかにケアするかといった諸問題が、具体的に議論されるべき喫緊の課題として私たちの目前にあります。
このため、前回KALF では透析医療に関わる全職種が⽬指すべきキーワードとして、透析⼈⽣がひとつのアクセスで完了することを目指した「ワンライフ・ワンシャント:One Life One Shunt」をテーマといたしました。去る4月16日に開催されました世話人会では、この「ワンライフ・ワンシャント:One Life One Shunt」が非常に大きく重要な課題であるとの認識から、今年 9 月 8 日(日)に開催される第12回KALFのテーマを 前年テーマをさらに深化させて、「One Life One Shunt Vol.2〜超高齢化透析への対応~」といたしました。第12回KALFも熊本会場(熊本市国際交流会館)、福岡会場(電気ビル共創館)と全国各地から参加可能なWEB会場を結んだHybrid 開催を予定しております。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
謹⽩